狭心症について知っておきましょう

狭心症は虚血性心疾患の1つであり、虚血性心疾患の「虚血」とは、細胞が活動するために必要な酸素や栄養素が不足し障害を生じた状態のことを言います。
本来、心筋細胞は冠血管から酸素や栄養素を供給されていますが、冠血管の血流量低下により心筋細胞が虚血状態となり本疾患に至ります。
本疾患は、一時的(数分間)に心筋虚血による胸痛や胸部不快感などの症状を認めますが、ニトログリセリンなどの亜硝酸化合物の投与や安静によって改善します。
女性より男性に好発します。
狭心症の分類はさまざまであり、誘発要因により労作性狭心症と安静時狭心症、異型狭心症に分けられ、発症の経過により安定狭心症と不安定狭心症に分けられ、発症原因によって器質性狭心症と冠攣縮性狭心症に分けられます。
診断には心電図が用いられ、一般的にST低下(異型狭心症ではST上昇)を示します。
また、心筋壊死は生じておらず、血中逸脱酵素の上昇は認められません。
主な治療は薬物療法であり、発作時と非発作時(発作予防)に用いられる薬物に分けられます。
また、治療法の1つとして、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)があります。
PCIとは、カテーテルを用いて冠血管の狭窄部位にさまざまなデバイスを送り込み、血管内腔を拡げて血管を形成、あるいは再灌流させる治療法です。

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